続かない恋 3


 

 

 

 

 

 

 

 

 

2006年9月6日

 

 

N子さんを溺愛していて、

いつも何があってもN子さんを否定しないお母さんが、

この恋愛に限っては猛反対。

どうしても止めないなら家を出なさい、

とまでおっしゃるそうです。

が、彼氏の方には特に問題はありません。

(経験上、お母さんにもカウンセリングが必要、

と感じましたので、

ぜひステラへいらっしゃるようにと申し上げました)

 

日ごろお母さん子のN子さんですが、

今回ばかりは彼のことしか頭に無く、

他はどうでも良くなっているようです。

N子さんの中で、何か大きな変化が起ころうとしていました。

きっとお母さんがこの恋愛をやみくもに反対したのは、

変化の兆しを察知し、不安になったからなのでしょう。

 

こちらから即すまでもなく、

N子さんはヒプノセラピーを希望されました。

通常、ご予約からセラピー当日まで

若干お待ちいただくことが多いのですが、

この時はキャンセルが出て

直ぐにセラピーを行うことが出来ました。

彼女の切実さがそうさせたのかもしれません。

 

その中で見たものは・・・

予想通り、お母さんのことばかりでした。

実らなかった恋愛への失意、もっと恋をしたかった気持ち、

愛のない結婚への後悔・・・

(これを受け入れるのは、

娘であるN子さんには辛かったはずです。

それもあって問題の認識が遅れたのかもしれません)

そんなお母さんの想いを、

素直なN子さんはそのまま潜在意識に

コピーしてしまっていたのです。

お母さんとN子さんの意識を切り離し、つ

まり母と娘の本来あるべき状態に戻し、セッションは終わりました。

 

王子様が白雪姫にキスをすると

毒りんごが口からポロリと落ちて目を覚ます・・・

今回の彼氏は、その王子様の役をしてくれたわけです。

ご本人がアズカリ知らないところで、ですが・・・。

 

つづく