震災の後 2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年5月20日

 

きちんと心理学を学んだわけではないので

あくまでも経験的な立場からの物言いになりますが。

心的外傷後ストレス障害というのは、

心に強いショックを受けた部分が、

心の全体に受け入れられずシコリとなって隔離され、

心全体の機能に支障をきたすものとだと思います。

 

そもそも心とは、ポジティヴ、ネガティヴ、

様々な経験と感情を受け入れ、

ひろがって行く性質があります。

その一部に「シコリ」があると

心の自然な働きを止めてしまい

新しい経験の受け入れや、

日常的な問題の乗り越えが出来なくなります。

それは、心の全体が「その部分」を受け入れるまで続きます。

心は、その部分が、怖いくせに気になって仕方なく、

どうにかしてあげるまでストライキに入るのです。

 

ですから、どれ程受け入れ難い経験であっても、

いつかは向き合い、自分にとっての意味を

見つけてあげなければなりません。


まず、そんな状態であるのを気付いてあげます。

そして参っているのを受け入れる。

そこからゆっくり関わりましょう。

日記等で心の声を吐き出したり、

話しやすい人に話をするのも良いですね。

できそうだったら、一番怖いと思う問題に、

あえて飛び込んでみるのも良いかもしれません。

一人で乗り越えるのが難しければ、

訓練を受けたカウンセラーさんや、

心のトラブルの専門家に相談しましょう。

 

つづく