震災の後 3

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年6月20日

 

私たちの暮らしは常に変化と隣合わせです。

気候も変われば地表も動く(特に我が国は!)。

体の中に宿った私たちの命は儚く、

その上欲深な人々が、

自然から、他者から、さらに多くを奪おうとします。

 

それらに気付かず、あるいは見ないふりをして

安穏な日々を送ろうとすれば、

いつか眠りを醒ます大きなショックを体験します。

そのいつか、が、20110311、だったということでしょう。

スピリチュアルな視点からすれば、

何にも変えがたい貴重な体験であったと思います。

 

そんなことをちゃんとわかっておく。

そしてその上で、幸せに生きる為に、

どう考え、何をしたら良いかを決める。

その部分は、一人一人の、全くの自由意志です。

 

震災後、家族のことや、家族を持つことを

真剣に考え始めた方が少なくありません。

また、被災された方々を想い、

心のこもった援助の手を差し伸べた方が、

沢山いらっしゃいます。

やりたいことを先延ばしにするのを止めた方もいれば、

原発問題等で、生きる上で何が大切かを真剣に考え、

一歩前へ踏み出した方たちもいます。

 

人生は、長さではなく、中身です。

脆く、変化があるからこそ、

面白味があるのだと思います。

少なくとも私たちのスピリットは、

それを選んでこの星に生まれてきています。

どのように最期を迎えるとしても、

与えられた命を生ききった!と清々しく迎えたいものです。

そんな心で歩む人生は、

一瞬先は闇?と怯えながら歩む人生より、

はるかに充実したものになると思うのです。

 

おしまい。