スリルの全て









表題は、1963年制作 
ドリス・デイ主演のコメディ映画の題名です。


ストーリーは・・・
魅力的で可愛らしい主婦が、
ひょんなことから
石鹸会社のCMガールに抜擢されます。
どんどん人気が出て忙しくなるにつれ、
夫が不機嫌に。

主人公はそこで家庭の大切さに目覚め、
夫婦仲が戻ってハッピー・エンドとなります。

42年前はこれで
社会問題にならなかったんですね。

この場合、ドリス・デイ演じる主婦も、
自立とかを深く考えて
CMガールを引き受けたわけでは無さそうだし、
おうちに戻ってメデツシメデタシ・・と。


 

1978年制作
ジル・クレイバーグ主演「結婚しない女」 


不自由ない結婚生活が
夫の裏切りにより突然崩壊。
一瞬ボロボロになる主人公ですが、
いろいろあって徐々に立ち直ります。


新しい恋人ができて結婚を申し込まれますが、
自立に目覚めた彼女は、
それを断って一人で生きていくことを選びます。


そんなことになるまで
自分の頭で考えたこと無かったんだ・・・
というのが新鮮な驚き。
何も結婚断らなくても自立できるんじゃ?
とも思います。
28年前にはこれが新しかったんですね。


 

今は自立と結婚が
相反する時代ではないでしょう。
むしろ女性が自立していないと
結婚生活を守ることは困難かもしれません。
未だ日本は男性社会ですが、
その男性も生き辛く、
頼っても先の保証はありません



この記事を書いてからさらに10年。
現状はどうでしょう?

世の中は一層厳しさが増しているようですが。
案外自然体で
仕事と家庭の両立をさせている女性が
増えているような気もします

それぞれの状況に合わせ、

「生き甲斐」は、個別化しています。


大変な時にこそ本領を発揮するのが
女性なのかもしれませんね。